だれかに話したくなる本の話

アドラー心理学にハマって離婚危機に!? 実践して大失敗しちゃった人たちの悲痛な叫び

◆「部下を無条件に信頼」1000万円以上の被害を被ったイベント会社勤務・村山さん

豊島区のイベント企画会社に勤める村山直樹さん(仮名・28歳・マネージャー職)は体育会出身らしい行動力勝負の営業で成果を出し続け、20代で異例のマネージャーに昇進。穏やかな性格にも情熱的な仕事ぶりが評価され、上司・部下からの信頼も厚かった。

村山さん:「これまでは営業成績で競い合っていたので、足の引っ張り合いみたいなところも正直ありました。だから自分かマネジメントを任されることになった部署は、部下やチームのメンバーと信頼し合える関係を作りたいと思っていました。アドラーの『他者信頼』の教えは素晴らしいと思いましたよ」

◆チャレンジングだが、リスクも高い企画に挑戦したいと相談され……。

イベントが重なる繁忙期シーズンに部下から提案された企画は、チャレンジングで攻めた企画ではあったが、失敗のリスクも大きかったのでGOを出せずにいた。しかし、部下からは、「どうしてもやりたい」「責任は絶対取ります!」と懇願され、無条件に信頼して許可を出したという。

村山さん:「一切の条件をつけずに無条件で信頼してやらせました。部下は生き生きとして仕事に取組んで本当に頑張っていたので、アドラーの教えに従って良かったと思っていました。でも……」

部下からは退職届が送られてきて出社してくることはなかった……

村山さん:「イベント直前になって、突然部下から退職願が送られてきました。もちろんその後出社してくることはなく、上司である私が尻を拭くことになりました。結局イベントは大惨敗。4桁万以上の赤字が出ました。後日メールで謝罪がありましたが絶対に許せません」

◆ ◆ ◆

アドラー心理学は正しく理解するのが難しいといわれる。それだけにあまり深く考えずに実践すれば、それだけのリスクも伴う。アドラーの教えは、社会の建前に縛られることなく、自分の幸福を求める価値観を手にすることができる考え方といえるが、決して妄信的にならずに、相手の反応を見ながら十分に注意して実践するのがいいだろう。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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えいすけ

1984年生まれ。世の中の気になることをしらべて記事にします。 世の中/流行/お金/SNS/の話題が多いです。

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